パチンコ店では喫煙者が勝つ
パチンコ店ではたばこを吸う人のほうが圧倒的に多い。日本は多数決主義だから、パチンコ店の中ではたばこを吸う人のほうが強くて、吸わない人のほうが立場は弱い。
つまり両隣の席にヘビースモーカーが座った場合は、「すみません。たばこの煙がきつくて、、少し控えてもらえませんか?」なんて言えるはずもなく、気になるなら台を移動せざるを得ない。
たばこの煙は2種類に分けられる。「主流煙」と「副流煙」である。
喫煙者がフィルターを通して肺に吸い込んでいる煙は「主流煙」で、たばこの点火部分からモクモクとあがっている煙が「副流煙」だ。
この副流煙には200種類もの有害物質(うち約70種類は発がん性物質)が含まれており、主流煙と比べてもずっと有害物質が多い。
最近では受動喫煙(自分の意に反してたばこの煙(副流煙)を吸わされること)への対策があらゆるお店や公共の場で設けられるようになった。
たばこを吸う人も煙の行方を意識したり、携帯灰皿を使って吸い殻をポイ捨てしなくなったり、モラルの高い喫煙者が増えてきた。
しかし、冒頭で述べたとおり、パチンコ店では喫煙者が多数派だ。喫煙者が非喫煙者を意識して吸うなんて風潮は一切ない。店側が申し訳程度に設置しているイオンなんたらが台と台の間に設置されているが、正直言って無意味である。煙は容赦なくガンガン顔面に飛んでくる。(焼肉屋みたいに一台一台に換気ダクトがつくようになるとイイネ)
パチンコ店にいる喫煙者はこの他人に対するモラルが非常に低いのだ。たばこの灰を灰皿に入れることすらままならない。灰皿の周りは灰だらけである。
かくいう私も元喫煙者である。だからたばこを吸う人の気持ちはよく分かっているつもりだ。しかし、パチンコ店の喫煙者のモラルの低さは前々から気になっていた。
なんて自分勝手な人たちの集まりなんだろう。と考えながらたばこを吸い(一応煙の行方など意識しながら)、パチンコを打っていた。笑